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保存車両図鑑

小坂鉄道などで活躍した主な車両

11号蒸気機関車
11号蒸気機関車
 11号蒸気機関車は、軌間762㎜の狭軌用として大正15年(1926)4月に小坂鉄道に登場しました。以来、昭和37年(1962)の小坂線軌間拡幅(762㎜から1,067㎜に改軌)まで36年間にわたり、花岡・大館間(4.8㎞)、小坂・大館間(22.3㎞)で旅客や貨物の輸送に活躍。「釜汽車」とも呼ばれ、小坂線に最後まで残った蒸気機関車でした。
 軌間拡幅後、その使命を終え貴賓客車とともに小坂駅前に保存されていましたが、昭和60年(1985)に小坂町に寄贈され、小坂町立総合博物館郷土館で保存展示されました。また、平成11年(1999)3月には、小坂鉱山発展に貢献した小坂鉄道の歴史を伝える極めて貴重な資料として、県有形文化財に指定されました。
 平成26年(2014)3月、同年6月の小坂鉄道レールパーク・グランドオープンに合わせて再び旧小坂駅に帰り、大正・昭和の鉱山全盛期の証人として、ここに永久保存されています。
 
(構造の概要)
1.最高気圧 12.66㎏/cm2
2.火床面積 0.78m2
3.重  量 20.83t(運転整備時)、16.66t(空車時)
4.水槽容量 2.14m3
5.最大寸法 長7,534㎜×幅2,127㎜×高3,098㎜
6.製造所名 株式会社雨宮製作所
7.製造月日 大正15年3月
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